複業のすすめ -人生100年時代のライフスタイル –

複業のすすめ -人生100年時代のライフスタイル –

本日は複業のすすめについてお届けします。
今回改めて複業を考え直す契機になったのは、すでに読まれた方も多いかもしれませんがベストセラー『ライフ・シフト』を読んだことにあります。

『ライフ・シフト』はかなり大雑把にお話すると、ライフスタイルの変革を提案する内容が述べられています。人生80年と言われた時代から人生100年の時代を迎えようとしている今、旧来のライフサイクルが通用しなくなって、新しい生き方を考えなければなりませんという内容が書かれています。(これは超ざっくりですが)そのライフサイクルが変わるにあたって、当然ライフスタイルの重要パートである「働き方」も変革し多様化しなければならないと主張されているのですが、ここでキーになるのが複業という考え方です。

すでに複業という言葉を知っている方もいるかと思いますが、以下簡単に複業ということをご紹介し、今回の複業をなぜ進めるのかをお話していきたいと思います。特に30代、40代で仕事もある程度経験をつんで、これからの人生を再度見直したいという方は、少しでもその契機になれればと思います。ぜひ、チェックしてみてください!

複業とは
「フクギョウ」と言う場合、通常は「副業」と書き、本業のかたわら別の仕事を持つこと、雇用者であれば勤務先外の業務で収入を得ること、あるいはその仕事自体を意味します。「複業」も本業以外の仕事のことですが、「副業」があくまで本業の片手間に行う、所得補てんを目的としたサブ的な仕事という意味合いが強いのに対し、「複業」ではどちらが本業か明確に区別できないような時に使われます。業種の異なる複数の仕事を、どちらも本業として兼務するような働き方であり、勤労形態としては「兼業」に近いでしょう。終身雇用が盤石でなくなり、多様で柔軟な働き方に注目が集まるなか、最近は、企業が従来禁じていた従業員の「副業・複業」を容認する動きが広がっています。
参照元:「日本の人事部」



なぜ、複業をすすめるのか?

なぜ、複業をすすめるのか?

なぜ複業をすすめるにあたって、前段でご紹介した『ライフ・シフト』に描かれるライフサイクルの変化からご紹介しようと思います。ここで描かれているライフサイクルの変遷を理解することで、これからの働き方についてどうあるべきかをより深く考えることができると思います。

今までのライフサイクルがどうであったかというと昭和の時代を振り返るとわかりますが、多くの人が「教育のステージ」、「仕事のステージ」、「引退のステージ」の3つサイクルで生きていました。そして今もですが、保険から金融、住宅など様々な制度はこの人生80年サイクルを基に作られ、我々の未来図もこの制度に従って描かれてきています。具体的に考えると、生まれてからスクスクと成長し学校で学び、学校を出た後は企業などに勤め、60歳ぐらいになると定年を迎えて年金暮らし。とまさに私の親はこの人生80年世代なのですが、ある意味羨ましいぐらいこのレールに沿って人生を歩んでいます。

しかし、これからは多くの人が人生80年からその先、もう20〜30年を(健康に)生きる人生100年時代が来ると、たくさんの問題がでてきます。例えば金銭面からいうと、長生きをする分生活費も継続的にかかり、それをどう賄うのか。また、使える時間も増え定年して趣味ばかりというわけにもいかないので、どう社会や仕事に関わっていくのかなど様々な課題をクリアにしていかなければなりません。 その課題の解決方法として『ライフ・シフト』ではマルチステージの生き方、働き方を提案しています。著者は、3ステージモデルの終わりとともに、自らの針路を幅広くとって模索する「エクスプローラー」、自由と独立を重視して小さなビジネスを営む「インディペンデント・プロデューサー」、さまざまな仕事や活動に同時並行で関わる「ポートフォリオ・ワーカー」といったステージが現れると言っています。しかも、これらのステージは、年齢とリンクせず、60代のエクスプローラーがいてもいいし、20代のポートフォリオ・ワーカーがいてもいい。こうして、20世紀とは違い、各世代が混じり合っていく、というのが著者の主張するところです。

つまり、人生長くなった分、年齢の垣根をとって社会でどう貢献し続けるのかということが重要な課題になってきます。そうなってきた場合、一つクリアしなければならない課題としてどのステージに自分の活躍の場を作るかだと思います。実際、私も会社勤めをしていて見かけますが、定年してから同じ企業に延長で契約社員として働く方などもいます。もちろん働き方として悪くはないのですが契約を打ち切られてしまうというリスクが当然あります。また同じ会社で働き続けることで、固定されたスキルのみ向上して結果、スキルや経験の多様性という意味で個人全体としてはさほどスキルアップに繋がっていない場合もあります。こういったことを考えるとやはり、今のうちから定年後でも自分が成長し活躍できる場を作っていく必要があるのではないでしょうか?

以下、複業のメリットをあげてみます

複業メリット

  1. いろいろな業界や職種を経験することで新しい発想や技術が向上する
  2. 生産性があがる
  3. 人脈が広がる
  4. 収入が増える
  5. 収入の柱が増えて、将来不安が解消される(会社依存から脱却)

補足となりますが2番目の「生産性があがる」というのは、実際に取り組んでみるとわかるのですが、複業をすると時間が限られてくるのでその中でいかに効率良くアウトプットするかを考えるようになり、次第に生産性がアップしてきます。私の場合、プログラムを組む仕事をしていますが、案件によって同じ動きのプログラムで済む場合も多いので、あらかじめテンプレートとしてプログラムを保存しまた別の案件で必要な場合コピーして再利用できるようにしています。この例のように複数の案件を抱えているうちに自分なりの共通項が見えてきて効率化できることが多いです。

話に戻し上記メリットの中で、私がもっとも魅力的なのは、なんといっても収入の柱が増えて今いる会社に必ずしもしがみつかなくても良いという点です。これはメンタル面で大分変わってきます!自立しているので最悪ですが首になってもすぐに食いっぱぐれないということと、同じ会社で働き続けるにしても出世競争やまた、ミスをして首になるのではなど人生にとってどうでも良いストレスから解放されます!(笑)逆にミスを恐れない分、思い切った提案などのびのびと自分の能力を活かすことができます。



複業の選定ポイント

複業の選定ポイント

複業の探し方は、よくサイトを紹介している記事も多く見受けられますが、ここではそういったサイトの紹介ではなく選定する際のポイントをお話します。なぜならば、この選定する視点をもたないでただ、仕事を探すだけでは自分のスキルアップや特技を活かした仕事に繋がらず、単にお金を稼ぐためのアルバイトで終わってしまうからです。ここではしっかりと自分の将来設計に役立つための視点をお伝えできればと思っています。以下、複業初心者の選び方になりますので、その上でご参考にしてください。

自分の得意分野または得意なスキルを活かして選択

今までの自分の仕事の経験やスキルを活かせる仕事から選びましょう。当たり前すぎるようですが、企業の中で仕事をするにしろ、個人で受けるにしろ相手に一番満足のいく成果をあげれることを大事にしなければなりません。特に初めてのクライアントから仕事を受けるとなると信用がまだ構築されていない状況なので、自分が自信のある分野で仕事を受けるのも相手から信用を得る第一歩にも繋がります。

小さな仕事から選ぶ

複業を紹介しているサイトなどをみると、報酬も高く仕事のやりがいもありそうな大型案件なども見受けられますが、初めは小さな案件からトライすることをお勧めします。まず小さい案件を選ぶことで、兼業した際の自分の仕事をこなす力量を把握することが大事です。また小さな仕事をこなしていくことで仕事に対して自信もつけられますので、次第に大型案件にシフトしていく自信にも繋がります。
さらに、お勧めなのは同じクライアントから小さな仕事を受け続ける事です。同じクライアントから受注することで、クライアントからの信頼も得られ次の仕事につながるチャンスが拡大してきます。私自身も最初のころは広告用の小さなバナーばかり仕事を頂いていましたが、次第にサイト1ページ、2ページと増え最終的にはすべてのサイト構築を任されたこともあります。クライアント側から見ても気の置ける外注がいると便利ということですね。

報酬金額で選ばない

上記とも重複する点ではありますが、重要なので敢えて選定ポイントにいれています。特に報酬が高い案件は注意してください。報酬が高いということは、それに見合った、もしくはそれ以上の仕事ボリュームである場合が多いです。よく副業紹介サービスサイトなどで募集しているものは、ある意味、企業の中で賄いきれない案件なども掲載していることも多く、仕事量であったりスケジュールがタイトであったりと大変な思いをする場合もあります。はじめからハードルが高い仕事を受けてしまうと、せっかく、スキルアップや違う業界で体験を積もうと思っていたやる気までも削がれかねません!最初のうちは報酬金額に関係なく、新しい人脈作りやスキルアップと思って身の丈にあったお仕事を選ぶようにしましょう。信用さえつけば、チャンスは巡ってきます!



経営者視点で自分の複業をみる

事業の柱

最後に複業の楽しみをお伝えします。私が複業をしていて楽しいのは、なんといっても数々携わっている仕事がどのくらい育っているかを感じることです。感じ方はいろいろあります。自分の仕事が世の中にどのくらい広がったかで感じる場合もあれば、実際にどのくらい利益になっているのかで実感する場合もあります。
多くの企業が事業の柱となるサービスを複数展開していると同じように、複業の場合も今、自分にとって柱となる仕事が何本あり、その柱がどのくらいの大きさなのかを把握するのも大事になってきます。一つの柱の収益が大きい場合は、その柱がなくなった場合どうするのか。また、まだ成長途中の仕事があれば、どのくらい拡大していくのか。時には切り捨てる仕事も出てくるかもしれません。規模は違っても経営者の視点で自分の複業を見直す力も必要となってきますが、そういう視点を身に着けることができるのも複業の魅力でもあります。

複業は辛いこともたくさん出くわしますが、その分いろいろな人と会ったり、収入面での不安を軽減し今まで想像もしなかった可能性があふれています!ぜひあなたの100年ライフを豊かにするために複業にトライしてみてはいかがでしょうか?