転職のススメ 〜 キャリアプランのPDCAをまわしてみよう!〜

今回は転職のススメについて、お伝えしていこうと思います。
海外に比べて、日本人は転職回数が少ないということはよく話題になります。
ちなみに、アメリカの平均勤続年数は4.6年、日本は12.1年だそうです。
原因としては、社会的に転職 = 「仕事ができない」「会社への忠義心がない」「忍耐力がない」など、まだまだネガティブなイメージが付きまとっていることと、アメリカのように組織的にも、インフラ的にもシステム化が遅れており、まだまだ「◯◯さんがいないと困る」のような個人に依存した社内体制に問題があるからだと言われています。
私自身も転職回数4回、大企業から中小企業まで経験してきて、上記にあるようなネガティブな言葉や、個人に依存している社内体制を目の当たりにしてきました。
しかし、上記のようなことがあったとしても転職をして、新しい扉をひらくメリットの方がたくさんあると感じ、今回「転職のススメ」としてお伝えしたいと思います。
・現状の会社に不満がある
・新しいことにチャレンジしてみたい
・年収アップしたい
・辞めたいけど、なかなか勇気がでない
・ビジネススキルを向上させたい
etc…
など、心の内で悶々としている方は、ぜひチェックしてみてくださいね!
転職をするメリット
早速、転職するメリットをご紹介しようと思います。
こちらでは、転職後だけではなく、転職活動を始めることで得られるメリットも含めてお伝えしていきたいと思います。
なぜなら、転職活動をして初めて気がつくことも多いと考えており、結果として現状の会社に留まるという選択肢を選んだとしても、多くのメリットを感じられると思っているからです。
ぜひ、上記のことを念頭に転職後と転職活動することで得られるメリットを分けて、ご覧ください。
自分のキャリアプランを考える契機になる
日々の仕事に追われていると、ついつい目の前の仕事に気をとらわれてしまい、自分のキャリアプランを振り返る時間がないのではないでしょうか?
もちろん、会社の評価制度などにしっかりと自分がどうなっていきたいかなど上司としっかりと面談する機会や、何かしらの道しるべがあれば問題ないのですが、そういった会社に所属していない場合は、ほぼキャリアプランを考える機会がないと思います。
しかし、転職活動を始めれば、当然どんな業界で、どんな職種について、どのように活躍してみたいかなどを考えます。
キャリアプランを考える中で、今の職種を活かすということもありますが、同時に自分がなりたい将来像も考えていくことになります。
私自身のことを例えにお話すると、新卒時はWEBを通して0から1を作る仕事がしたいと思ったので、ベンチャー系のメディア会社に働きました。その後、ECサイトが世の中に広まってきたということもあり、自分になかったECサイトの運営経験を積みたいと思いEC運営ができる会社へ転職。その会社はBtoBのEC運営だったので、次はBtoCのEC運営の経験を積んでECのエキスパートになりたいと思い更に転職を重ねました。
このようになりたい将来像が見えてくれば、「現状の会社で達成できるのか?」または、できないから他の会社を探すのかという判断も改めてできるようになりますので、ぜひ一度転職を始めようと思っている方は、ご自
のなりたい姿を考えて見てくださいね。
自分の市場価値を知ることができる
転職活動をする際、必ず求人票をみます。
求人票には、希望年収や仕事内容、仕事に必要な経験など様々な情報が掲載されています。
多くの求人票を見てみると、およそ自分が経験してきたことや、スキルがどのくらいの年収で掲載されているかが判ってきます。
その時、自分の経験・スキルが市場よりも高ければ、思い切って転職に踏み切っても良いと思います。
逆に、市場価値より経験・スキルが低いと思った方でも、まだまだチャンスはあります。
次の章でも触れますが、市場で求められている経験やスキルをどうやったら埋めることができるかを考えればよいのです。
ここで重要なのは、まず自分の市場価値がどのくらいにあるかを実感することだと思っています。
これは、会社の中にいるとなかなか気づかないことだと思いますので、ぜひ自分の目指すキャリアプランにあった求人票を複数チェックしてみてくださいね。
スキルアップしようとする
前述した「自分の市場価値」が判ってきたところで、転職先の企業を探しますが、ここで1点注意したいのが、現状のスキルで楽々にやっていけそうなところを選ばないことです。
転職とは単に企業を替えるということでは意味がありません。
転職することで新しいスキルや経験を手に入れたり、次のキャリアステップを考えて仕事を選ばなければ、いずれ今持っている経験やスキルが古くなり行き詰まりを感じてくるからです。
ですので、少々求めるスキル・経験が高いと思われる求人でも挑戦していくことをオススメします。そうすることで、自分自身も入社を目指してその求められる経験やスキルを埋めようと努力することになり、結果自分のビジネススキルの向上にもなり、なりたい将来像い近づいていくことにもなります。
ただし、注意したいのは全く経験がないのに、あるように見せて入社しないことです。スキルがかけ離れすぎていると入社してから自分を苦しめるので、頑張れば手に届くというぐらいの求人に応募することをオススメします。
私自身の経験からも、多少スキルが届いていなくても入社までに身につけるなど自分を追い込むことで、なんとか業務をこなし、その後さらにスキルを伸ばしていくことができたということもあります。
ぜひ、現状の経験・スキルうりもちょっと背伸びをした求人を探して見てくださいね。
年収アップのチャンスがある
最後のメリットが年収アップのチャンスがあることです!
正当な評価制度がある会社なら問題ありませんが、数ある企業の中には、社内政治により昇給がきまったり、しっかりと成果をあげたにもかかわらずに年に千円単位の昇給しかしないという会社がたくさんあります。
そういった不満がある方は、ぜひ転職を考えて見てもよいと思います。
一見お金のために転職というと、もの凄く印象が悪く見えますが、しっかりと成果や技量があるにも関わらずに評価されないことほど不幸なことはありません。
単に金銭目当てというよりも、積み上げた経験やスキル、そしてこれから仕事の幅を広げて貢献するということを含めて現在の収入よりも上の年収を要望することは正当な理由になります。
私自身も過去、上記のような理由で年収を積み上げてきました。大事なのは年収に見合った仕事以上に貢献するということだと思います。
その裏付けが自分の中にとれ、そして相手にも伝われば年収アップは、そこまで難しくないので、ぜひ自分をステップアップさせるつもりで年収アップを目指して見てくださいね。
まとめ
以上、転職活動をするメリットをご紹介しました。
すでにお気づきの方もいるかもしれませんが、最初の「自分のキャリアプランを考える」から最後の「年収アップ」までは、キャリアを積み重ねる一連の流れになっています。
↓
自分の市場価値を知る
↓
スキルアップする
↓
年収アップ
上記を、あたかもPDCAを回していくように見直していくだけで、自分のキャリアが積み重なっていきます。
そして、そのPDCAをまわすためにも実際に転職するしないは別として、転職活動してみることはキャリアプランのチェックに役立つのではないでしょうか。
ぜひ、今後のキャリアプランを考えてみたい方は、転職活動してみてくださいね!
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