歯医者でクリーニングしている人は人生で恩恵を享受している件

今回は口腔ケアについてのお話をお伝えします。前回、顎変形症(がくへんけいしょう)のお話でもお伝えした通り、私は口腔ケア関連の会社に勤めていたことがあって、かなりの歯マニアです(笑)
そんな前職の知識も活かしながら、歯の健康の大切さを今日はお伝えしたいと思います。
なお、今回は口腔ケアの紹介なので、顎変形症について興味がある方はこちらもチェックしてくださいね。
歯が丈夫な人は人生で恩恵を受けることが多い!
正直、日本人の歯と歯並びは欧米諸国に比べて、かなり汚いです!
何が、汚いかというと
・虫歯・歯周病が多い
・歯並びが悪い
・でっ歯、受け口が多い
です!!!
ちなみに、厚生労働省の調べによると日本人の成人(30〜64歳)の約8割が歯周病に罹っているという結果がでているそうです。
ということで偉そうに言ってますが、私も20代までは、かなり歯並びどころか虫歯も多く、おまけに以前書いた記事にもあるように顎変形症でしたので、上記にあげた口腔周りの3重苦に悩まされ続けました。
そんな私ですが、ひょんなことから冒頭でお話しましたように口腔ケア関連の会社に転職したことで、歯について勉強をし自分でも触発され、3重苦であった「顎変形症」「歯並びの悪さ」「虫歯」を30代半ばから改善するために取り組み、数年がかりで克服しました。
そして、そのことから大袈裟かもしれませんが人生が変わり、ぜひ一人でも同じことで悩んでいる方がいれば、ぜひ行動に移してほしいと思い、この記事を書いています。
それではまず、痛い話ではありますが、歯を大切にしないデメリットをご紹介します。
- 歯並びが悪いと、第一印象が悪い
- 口臭が原因で、人から嫌がられる
- 歯並びが悪いと、見た目に自信がなくなりやがて、全てのことに自信が持てなくなる
- 全身疾患になるリスクが高い
- 全身疾患になった場合、医療費がかかる
- 虫歯などあると食事制限がでてきて、好きなものを食べれなくなる
- 虫歯があると好きなものを食べても、虫歯が気になり味気なくなる
- 虫歯があると、仕事や勉強、スポーツなど集中できなくなる
- (特に顎変形症だと)滑舌が悪い
上記は、ほぼ私が30年近く歯を大切にしなかったことで、起きたデメリットを網羅しています。こんなにあるなんて、、、、改めて思うと不幸だったのかと(笑)
特に、一番嫌だったのは、顎変形症で自分の容姿に自信がもてなくなり、それがいつのまにか自分自身全てのことに自信が持てなくなってきたということです。
ちなみに、20代の頃は写真を撮られるのが嫌いで、あまりその頃の写真はありません。
人間って一部分に自信がもてないで、そのまま放置するとジワジワとその自信が持てない不安感が広がり、仕事であったり、勉強だったり、恋愛も今一自信を持って当たれなくなるんですよね。その結果、悪い方向へズルズルと行くことが多かったです。
そんな、ガタガタだった私の口腔周りも先ほど、紹介させていただいた通り30代半ば数年かけて、まずは虫歯を直し、ついで歯列矯正を行い、顎変形症の手術を受けることで全て克服しました!
そのことで、実感したメリットが以下となります。ほぼ、先ほどと真逆になりますが箇条書きで紹介させていただくと、
- 歯並びが良いと、第一印象がよい(モテ要素の一つにもなる)
- 口臭がしなくて、爽やかな印象を相手に与える
- 歯並びが綺麗だと、笑顔も綺麗で自分に自信がもてる
- 全身疾患になりにくい
- 全身疾患になりにくいので、医療費も節約になる
- 固いものなど食事の制限がなく、好きなものを食べれる
- 虫歯や歯周病がないので、仕事や勉強、スポーツなど集中して打ち込める
- 滑舌がよくなる → 会社のプレゼンがうまくなる
などなど、歯を大切るすことで数々の恩恵を受けられます。
特に、よかったことは嫁さんをもらったことですが、もちろん全てが歯を直したということからではありませんが、以前よりも自分に自信が持て、しっかりと自分の意思を伝えられることができるようになった結果だと思っています。
ちなみに写真を撮る回数も増えて、おそらく20代の数百倍は撮ってるかもしれません。ナルシストではないので旅行とかでですがね(笑)
以上、歯を大切にするメリットはお判りいただいたと思いますが、では実際どんなケアが必要なのということでご紹介しようと思います。
2つの口腔ケアを実践しよう!
実際、口腔ケアというと歯ブラシで磨くことを思い出す方が多いかと思いますが、それだけでは実は足りません。
大きく分けて、「セルフケア」と「プロフェッショナルケア」の2つを実践することが必要です。あまり聞きなれない言葉で、私も口腔ケアの会社に転職するまでは知らなかったので、お伝えします。
セルフケア
セルフケアはみなさんがお馴染みの歯磨きが中心ですが、それだけではやはり歯の隙間などの歯垢が取れないので、写真にあるような歯間ブラシやフロスを使ってしっかりと歯垢をとることをお勧めします。
歯垢を落とすことで、歯石に成りにくくし、次に紹介するプロフェッショナルケアをする際、痛まずに楽にケアができるようになります。
※ゴシゴシ磨きではなく、歯面1つ1つ磨くようにしてください。
2.歯間ブラシまたは、フロスで歯の隙間の汚れをとる
できれば、週1は歯垢染色液で歯垢の磨き残しがないかをチェックする
プロフェッショナルケア
こちらは「プロフェッショナル」とついていることからも察しがついた方もいるかと思いますが、歯医者さんに行ってケアしてもらうことを言います。
歯医者といっても、単なる虫歯の定期検診ではありません。しっかりと、ケアしてもらうことが大切です。ではどんなケアをしてもらえる歯医者が良いのでしょうか?
私がお勧めなケアは、2点あります。
1点目は歯石をとってもらうケアです。これはベーシックなので、知っている方はたくさんいるかと思いますが、歯石は歯周病の基になるのでしっかりと取ってもらってください。
歯石除去を体験した方で、除去の際に歯茎から血がダラダラでてきて、痛くてもう二度と歯石除去をしたくないという人もたまにいますが、それはかなり歯石が溜まっているからです!!
セルフケアの方でも、軽く触れましたが歯垢がかたまって放置をすると固くなり歯石になります。少しでも楽に歯石をとってもらうために、普段から歯垢はしっかりとフロスや歯間ブラシで除去しておくことが大事です。
また、歯石がたくさんある人も、定期的に歯医者でケアしてもらうことで、除去する歯石の量がへるのでその分、初回よりはそんなに痛まずに除去されるようになります。逆に痛いということは、その分歯石がごっそり溜まっている証拠になりますので、よく注意してセルフケアを心がけましょう。
2点目ですが、こちらはあまり耳慣れないと思いますが「PMTC」というケアをしてもらう歯医者を選んでください。
PMTCはもともと、スウェーデンの歯医者さんが提唱した予防医学の施術のひとつで、資格を持った歯医者さんか歯科衛生士が専用の機器を使って、歯磨きでは取りきれない歯石やステイン(歯の着色汚れ)、歯垢などを除去します。
ちょっと難しいので台所清掃でたとえると、わかりやすいのですが、台所にある三角コーナーはゴミがたまるごとに捨てると思いますが、使っているうちにヌメヌメした汚れがついて取れにくくなります。これが、歯でいう歯垢や歯石でなかなか、通常の歯ブラシではとれません。そこで、台所でも専用のぬめり取りの洗剤やタワシを使って汚れを落とすと同じように、歯医者さんも専用のクリーナー機器を使って歯の汚れを除去してくれます。
実際に体験すると、とても気持ちいいです!感覚的にはちょっとしたマッサージスパにいるような気分になります。ちなみに、私はあまりにも心地良かったのでクリーニング中、ちょっと眠りに落ちたことがあります。
(笑)
PMTCは自費治療になりますので、費用は歯医者さんに相談してみてください。私が通っているところは4,000円ぐらいですね。
以上、プロフェッショナルケア2点を紹介しましたが、定期的に通わなければせっかくケアしてもまた、元に戻りますので歯医者さんに相談して、しっかりとケアのプランを立ててもらってくださいね。
私の場合は、もともと歯が丈夫ではない方なので、1ヶ月に1回通っていますが、人によっては3ヶ月に1回でも大丈夫という方もいるようです。
歯医者は健康増進のための診療所
最後に、そうはいっても歯医者が嫌いという方のためにお伝えします。私もそうだったのですが、多くの日本人の方は歯医者さんは虫歯を治す場所と思っていますが、歯の先進国スウェーデンでは歯をケアして健康増進に繋げる場所として認識されています。
ぜひ、みなさんも今日から歯医者さんを虫歯などのマイナスから「0」(ゼロ)にする場所というより、より健康促進を促すプラスの場所として認識を改めていけば、歯医者さん通いもそんなに悪いものではないと感じると思います。
健康増進のために、そして健康で豊かな人生をおくるために歯医者を利用してみてはいかがでしょうか?
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