人口知能(AI)時代の働き方を考える。AI時代に生き残る仕事とは?

人口知能(AI)時代の働き方を考える。AI時代に生き残る仕事とは?

ここ数年、そして最近になってよく聞かれる言葉の一つとして「人口知能(AI)」というキーワードがあります。

人工知能というと、まるでSF映画のようなロボットがでてきて、あたかも人間のように考えて会話するロボットを思い出してしまいますが、そんなことも、すでに映画の世界だけに留まらなく現実味が帯びてきています。(ただし、厳密にはロボット=人口知能ではないので、ご注意くださいね。)

ちなみに、2045年には人口知能が人間の知能を上回る特異点「シンギャラリティ」が起こるのではと言われています。

今回は、そんなAIが私たちの働き方にどんな影響をもたらし、それに伴って私たち自身もどう対応しなければならないかを考えていこうと思います。

ぜひ、遠い未来の話と考えずに、すでに間地かに迫っている近未来の話として考えていければと思います。

AI時代の仕事の興亡

AI時代の仕事の興亡

人口知能が進化すると、将来的に自分の仕事がAIにとって代わられるのではという心配があります。

では、実際どうなのでしょう?

結論から話すと、人口知能が産業に取り込まれることで無くなる仕事や、業務範囲が縮小される仕事がでてきます!

しかし、仕事がなくなるということは、人口知能だけに限らず、今までも産業が発展することで無くなった仕事もあり、また逆に新しい技術が生まれることで新しく生まれてくる仕事がでてきます。

分かりやすい例でいうと、レコード屋です。最初は、レコードで音楽を聴いていましたが、そのうちカセットテープに替わられ、そのカセットテープもCDやMDがでてくることで廃れていき、CDも音楽ダウンロードサービスに替わられと、新しい技術と伴に古い技術は縮小されていき、また同時に新しい仕事も生まれました。

今回の人口知能の産業進出も同様なことと考えられますが、そういった仕事の興廃時期に大切なことは、人口知能がどの分野の仕事に進出するかを予測し、どの仕事が生き残るかを見極め、さらに新たに発生する仕事を創造していくことだと思います。

縮小する仕事と生き残る仕事

それでは、いったいどんな仕事が無くなり、どの仕事が生き残るのかを知りたいですよね。

そんな疑問に答える意味で参考になるのが、2013年に発表されたオックスフォード大学の研究報告書です。

その報告書によると、今後10~20年ほどで、アメリカの702の職業のうち、約半分が失われる可能性があると述べています。

その中で予想されている無くなる職業・残る職業を上位からまとめたものが以下の図になります。

AI時代に生き残る仕事・消える仕事

これを見ていただくとわかるように、銀行の窓口担当者や保険代理店、証券会社の一般事務など、一定のオペレーションが確立されている業種については、AIに取って代わられる可能性が高そうです。

一方、カウンセラーや医療ソーシャルワーカーに代表されるように「対人間のほうがいい」という理由で残る仕事や、医師や警察・刑事の監督官など、高度な専門性と判断が必要な仕事は生き残る可能性が高いです。

専門分野にもAIが進出

ここまで、大枠でAI時代が到来することで、縮小化していく仕事と、生き残る仕事を見てきましたが、これだけだとまだ片手落ちとなります。

人口知能もまだ発展段階ですので、今後どういった分野にまで進出するかを予想しなければなりません。

そういった予測で、私が最近読んだ本で興味深かったのが日本経済新聞社がまとめた以下、図表となります。

高度な専門領域にもAIが進出してくる
参照元:『AI 2045』(日本経済新聞社出版)

図表をみていただくとわかるように、高度な専門分野で且つコミュニケーション能力が必要な分野においても、AIの進出が進むと予想されています。

これは、具体的にどういった分野かというと、1つ例を挙げるとイギリスのユニバーシティ・カレッジ・ロンドンのニララオス・アレトラス博士が開発するAI裁判官の話が興味深いです。

そのAI裁判官は、まだ実験段階ですがAIが妥当な判決を下せるかを試すと、実際の判決に照らした的中率が79%にも達したそうです。

膨大な判例や法律関係の資料を読み込み、分析することで今まで高度で人間にしか判断できなかったと思われた分野にも、今後少しづつですが進出してきそうです。

ちなみに、アメリカでは多くの弁護士が判例調査や法律関連の資料は、すでに人間ではなくAIに任せているそうです。

ただし、この図表にもあるように高度な専門性で且つ、経験・技能がモノを言う分野、例えば先日ノーベル賞受賞された本庶さんが研究する医療の基礎研究部分や、伝統工芸など、まだまだ人でなければならない分野はたくさんあるので、どこに自分の価値を作りだすかを分析してみる必要がありますね。

私の場合を考えると、本職はWEBプロデゥーサーなので、サイトのデータ収集や分析箇所はAIに代替される可能性は高いですが、サイトのフロント部分のデザインや人が興味をいだくコンテンツを新しく企画する部分については、まだ人としての価値を生み出せそうです。

今、私の例でもあげたようにマルッと全てAI替わってしまうのか、または一部だけ替わるのかなど考えてみて、これからのキャリアを検討する必要がありそうですね。

まとめ

まとめ

以上、AI時代に生き残る仕事を考察してきました。

簡単にまとめると、以下のようになります。

消えるまたは、縮小する仕事
・比較的簡易なオペレーションやルールが確立されている仕事
・情報収集やデータ分析の仕事(比較的高度な分野含む)
・過去の事例や研究が膨大に蓄積されている仕事

生き残るまたは、生み出される仕事
・分析などから新しく創造する仕事
・人間の感性や経験などが必要な仕事
・専門分野など高度な研究

このテーマを書く際、ものすごく人間の活躍する場がなくなるのではと感じましたが、実際に調べて書いていくうちに、まだまだ人間には及ばない部分もたくさんあることがわかり、少し安心もしました。

とはいえ取って代わられる部分もでてきますので、最後にAI時代を目にして、われわれが認識して備えなければならないことを3点、今回のまとめとして挙げて記事の締めとさせていただきます。

・AIの得意分野を見極めて、その部分は自分の業務から外しAIにまかせる
人間らしい感受性高度なコミュニケーション能力を磨く
新しいことを創造していく力を蓄える

以上のことを考えて、ぜひみなさんのキャリアの参考にしてくださいね。