石から選ぶジュエリーの選び方

今回は前回に引き続き、男性も知っておきたいプレゼント選びに役立つジュエリーの知識をお届けしたいと思います。
前回は、リングのサイズ確認や耳にピアスホールが空いているかなど、プレゼントするにあたって必須のチェック項目をご紹介しましたが、今回は中級編として、どんな石がプレゼントとして喜ばれるのかなどを含めて、ちょっとした石のエピソードも交えながらお伝えしたいと思います。
ジュエリーショッップに行くと、たくさんの石が付いた宝石が並んでいるので、どれを買うか正直迷ったり、わからなったりします。
そんな方はぜひ、参考にしてみてくださいね。
ギフトに人気のジェムストーン5選
早速ですが、ギフトで人気のあるジェムストーン(宝石の原石)をお届けしたいと思います。
Diamond ダイヤモンド
定番ではありますが、なんといってもダイヤモンドは一番人気と言ってもよい石です。
宝石の女王とも称されるダイヤモンドの魅力は、その表面にレインボーカラーの光が一面に出てくる美しさと、石に込められた意味にもあります。
ダイヤモンドの意味は何ものにも屈しない硬さから、永遠の愛を誓うにふさわしい石としてエンゲージリングやマリッジリングなどにも使われています。
そんな美しく人気のあるダイヤモンドですが、購入する際はぜひ、その品質をチェックするのがおすすめです。
値段の割にはくずダイヤをつかまされていたりなど、ちょっと残念なことも起こりやすいのがダイヤモンドです。
ダイヤモンドの品質と価値を定める基準は、4Cと呼ばれる以下4つの要素で評価されます。
- Carat(カラット):宝石の重さを表す単位。1カラットは0.2gです。
- Color(カラー):無色透明に近いほど希少性が高く、D〜Zの23段階の等級に分類されています。
- Clarity(クラリティ):ダイヤモンドの透明度。透明なものほど希少価値があります。
- Cut(カット):ダイヤモンド全体のプロポーションと研摩の技術的な評価で、グレードは5段階。
よく、テレビ通販などで、カラット数だけクローズアップして取り上げられますが、重量があれば良いというものではなく、上記4つの側面から検討した方が良いです。
ちなみに、無色透明のダイヤモンドも綺麗ですが、カラーダイヤといわれる有色のダイヤモンドが可愛くて好きという方もいるので、ダイヤモンドを検討する際、必ずしも希少価値が高い無色透明のダイヤモンドにこだわる必要はないと思いますので、ぜひ検討してみてくださいね。
Ruby ルビー
真っ赤に煌めくルビーも、女性には大変人気の石です。
燃えるような赤のルビーは、情熱と愛情を保つパワーを秘める石として信じられてきました。
特に、身体の右側に身につけると力を発揮する、と言い伝えられ、それを裏付けるように、中世ヨーロッパの王侯貴族を描いた肖像画でルビーを身につけている場合、そのほとんどが右側に着用されていることが多いようです。身体の右側は積極性を司るとも言われることからも頷けるジンクスのひとつです。
Sapphire サファイア
シックでクールなイメージのサファイアは、ちょっと大人な女性にとてもおすすめな石になります。
サファイアの石の意味には“誠実、慈愛”。また“不変の愛”を表わし、不貞を働くと光が失われるという言い伝えもあり、ヨーロッパでは浮気防止として恋人に持たせる習慣があったとか。浮気防止に送ってみるのも、面白いかもしれませんね。
サファイアを購入するポイントとしては、インクルージョン(内包物)が少ないものほど透明感があり、その価値は高いとされています。
しかし、こちらもダイヤモンドと似た考えで、インクルージョンがあっても魅力的なものもあります。
例えば、サファイアの中でも、まるで星が浮かぶように光の筋が放射状に現れるものを”スター”と呼びます。見る角度によってゆらめく光は神秘的で、スターのあるものは貴重な石とされています。
この不思議な光の筋の正体は、不純物として含まれる針状のインクルージョンであり、それが放射状に並ぶとスター効果が現れるそうです。
結構、奥深いですよね!
Opal オパール
ロマンチックに虹色の輝きを放つオパールは、女性をうっとりとさせる魅力があります。
オパールのエピソードとして有名なのはイギリスの劇作家シェイクスピアの作品『十二夜』にも見受けられます。
『十二夜』のなかで、女性の心の移ろいやすさをオパールの虹色の輝きにたとえ、”あなたの心はオパールようだ。いつも移り気で何を考えているのかわからない”と綴っています。

ぜひ、検討してみてくださいね。
Pearl パール
パールは女性にとって、冠婚葬祭やビジネスなどオフィシャルなシーンでも着用できるので、とても人気のあるアイテムです。
パールの意味としては強い保護の力で邪気を払い、持ち主をプレッシャーから守ると言われるたり、月の力が宿るとされ、母性を高め、女性らしさを引き出す石と言われています。
また、古代エジプトの女王クレオパトラが美容の薬として服用したというエピソードや、神の心に飾られたという古代インドの神話、また中国の皇帝が”不老長寿の薬”として飲んだという逸話など、パールにまつわる多くの伝説があることからも、歴史的にも大変重宝された石の一つといえます。
もし、彼女がパールのジュエリーを一つもない場合は、ぜひプレゼントすると喜ばれるのは間違いないと思います。
そのぐらい、幅広いシーンで利用できるのがパールの魅力でもあります。
誕生石 バースデーストーン
人気のジェムストーンを紹介してきましたが、それでも迷ってしまい決まらなかった場合は、定番ですが誕生石を贈るのも喜ばれると思います。
12の月それぞれに割り当てられた誕生石は、18世紀の西欧からあり、脈々と現代まで引き継がれており、その星の下に生まれた人の本質と共鳴し、幸運をもたらすと考えられてきました。
以下、誕生石になりますので、ぜひ贈る方の誕生月をチェックして選んでみてくださいね。
まとめ
以上、ジェムストーンの話を中心にジュエリーの選び方をお伝えしてきました。
ジュエリーの価値は、一概に価格帯だけにあるとは限りません。プレゼントする相手によって様々な意味合いをもたせた石を選ぶことで価格以上の価値が、その相手に伝わるアイテムといっても過言ではないと思います。
石の持つ意味をチェックして、ぜひあなたの思いも一緒にのせて、プレゼントしてみくださいね。
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