国際結婚!本当にしたい?〜 婚活&結婚前にチェックしてほしいこと 〜

今回は、タイトルにあるように国際結婚をする際のポイントをお伝えしようと思ってます。
このブログを始めてから、国際結婚ネタは初めてなのですが、実は私は台湾の方と結婚して3年ぐらい共に歩んできました。
ちょうど3年というとお互いの生活習慣や良い点・悪い点など、客観的に見れる頃ということもあって、この記事をご紹介しようと思いました。
これから、婚活を考えている方やすでに、海外の方と交際して結婚を考えている方は、ぜひご覧くださいね!
日本の国際結婚の現状
国際結婚のメリット・デメリットをお伝えする前に、日本の国際結婚の現状をお伝えします。
以下、厚生労働省が発表している「夫妻の一方が外国人である婚姻件数の年次推移」です。
参照:厚生労働省 平成28年度 人口動態統計特殊報告「婚姻に関する統計」の概況
一番驚かされるのが、日本人全体含めた婚姻数の約3.3%しか国際結婚していないということです!!
少な!!
これには、いろいろ原因がありますが、およそ以下3点に集約されます。
- 日本は島国なので、他国と比べて外国人と接触する場面が少ない。
- 言葉がわからないのでコミュニケーションができない。
- そもそも日本人じゃなきゃ嫌だ。
もし、これらのことで検討する前から国際結婚を諦めている方がいれば、これからお話することをよく見てご検討ください。もちろん、日本人同士の結婚より国際結婚の方が良いという話ではなく、結婚する可能性の幅を広くするというところで受けっとっていただけると嬉しいです。
島国だから外国の方との接触が少ないのか?
答えはNOです!!
以下、法務省調べの在留外国人数の推移(総数)を見ると、年々、在留外国人が増えており、昨年は新潟県の人口(約232万人)を超えています。
ご存知の通り、日本は人口がピークアウトして減少が止まりません。そうなると今後、日本社会を支えるには外国人労働者の受け入れが必要になり、より多くの海外の方の移住が予想され、必然と外国の方との接触は増えていきます。
参照:法務省 在留外国人数の推移(総数)
ちなみに私の出会いの契機は、この記事の流れからして職場での出会いと思いきや、婚活サイトで知り合いました!(笑)
サイトは日本の婚活運営サイトでしたので、在留外国人が増えていけば婚活サイトにも在留外国人登録者が増える可能性があるので、私のように婚活サイトを利用するのも一つの手段ですね。
まずは出会いを待つのではなく、作ることを考えれば日本人であろうと外人であろうと出会うチャンスができますので、ぜひ、アプローチしてみてくださいね。
言葉がわからないのでコミュニケーションができないのか?
お互いの母国語を話せるとベストではありますが、そうは言ってもいきなり他の言語を話せません。
ただ、日本在留の外国人の方であれば、日本に興味があり片言でも日本語をしゃべれたり、また日本語学習のため積極的に日本語を話かけてくれる方もいます。
また、そもそもですが人間とは9割ノンバーバル(非言語)での会話をしていると言われています。目の動きだったり、ジェスチャーであったり、そういうことを考えていくと、言葉はもの凄いハードルの高い障壁とは言えません。ましてや、結婚や恋愛です。その人への想いが重要になってきます。
初めは片言でもよいので、外国人を見て臆するのではなく、積極的にコミュニケーションをとってみてはいかがでしょうか?
「そもそも日本人じゃなきゃ嫌だ!」「それ本当ですか?」
これは答えとしては、人それぞれの思考や趣向にもよるので、「YES」とも「NO」とも決められないことです。
しかし、一つ言えることは「そもそも日本人じゃなきゃ嫌だ」という方は、なぜ、日本人じゃなきゃ駄目なのかをしっかりと掘り下げたうえで、考えてみても良いかなと思います。
次章ではそんな方のためにも、実際に私が国際結婚して良かった点と乗り越えるべき障壁について、まとめてみましたので、ぜひご覧になって考えてみてくださいね。
国際結婚して良かったこと
密な結婚生活がおくれる
少し書くのも恥ずかしいのですが、
毎日、ハグやキスをしてます!(笑)
あと、言葉でもしっかりと愛を伝えます!
笑って書いてますが、上記はかなり重要です!
もちろん、出身にもよると思いますが、だいたいが日本人のように控えめな感じではなく、ストレートに愛の表現をします。
というのも、昔の日本でもそうでしたが海外は「家族の絆」というものをとても大事にし、その証の一が日常のハグであったりキスなのです。文化の違いといえばそれまでですが、日本人の私にとっては、より密な結婚生活に感じます。
新しい国の友だちや家族ができる
日本人同士で結婚しても、お互いの知り合いと友だちになったりすることもありますが、当然国際結婚しても同様にできます。
特に、先ほどお話した家族との繋がりは大事にしていますので、遠いですがお互いの家に行ったり、親戚の方とも食事を一緒にするなど縁が深くなります。
また、パートナーの国が隣国への行き来の多い国(例えばドイツとフランスのように)ですと、パートナーの母国以外の友だちもできたりします。そうなると自然と、たくさんの国に友だちが増えてきます。
常識からの解放と日常からの新しい発見
海外旅行に行かれた方であれば、一度は日本の習慣と海外の習慣の違いに驚かされたり、考えさせられたりしたことがあると思いますが、同じような体験が日常生活でもおこります。
食事、お金の使い方、文化習慣だけでなく、仕事や家族への考え方など様々なことで今まで常識だったと思ったことが、別のもう一つの常識もあると気付かされます。そういう違いを感じながら過ごしていくと、次第に国籍習慣にとらわれない俯瞰(ふかん)した視点で物事を考えるようになれます。
俯瞰視点をもつ一番のメリットは、物事にはいろいろな可能性があっても良いと思え、人の意見に耳を傾け懐が深くなることだと思います。
行動範囲がグローバルになる
家族の絆が深くなるという話にも通じますが、遠くとも年一ぐらいですがパートナーの母国に帰省しますので、行動範囲が広くなります。
また、海外の友だちとも現地待ち合わせの旅行の話になったりなど、国際結婚者ならではの予定が入るようになります。結婚する前よりも、年間スケジュールが刺激的な感じになります!
お互いの存在がより重要に感じられること
どちらか一方、または二人とも知らない土地で暮らすので、頼ったり頼りにされたりと互いの存在が生存の上でも重要になってきます。
特に、国により違いが出てしまいがちな問題として仕事や友だちの悩みなどが多いです。そんな時、現地にいて相談できるパートナーは、まさに結婚パートナーだけです。お互いに相談することで、より信頼関係が深まると思います。
乗り越える障壁
さて、国際結婚をして良かったことを挙げましたが、乗り越える障壁もありますので、乗り越え方とともにご紹介します。
言葉の障壁
初めの章で言葉の障壁は高くないとご案内しましたが、それでも若干は気遣わなくてはならないハードルがあるので、実体験に基づいてご紹介します。
私の場合は、彼女が日本語をしゃべれるので日常会話は台湾語ではなく日本語でしています。
彼女は日本語ペラペラではありますが、とはいえ難しい言い回しであったり、四字熟語などは聞き取れなかったりします。ですので、話す心がけとして、なるべく分かりやすい簡単な日本語に置き換えてコミュニケーションを取ることにしています。
また、テレビなども日本語字幕のモードにして一緒に見たり、何かを電話などで予約する時なども私が代行したりします。
聞いてしまえば、こんなことかと思いますが、小さなフォローこそが日常共にする中では重要になってきます。
その他にも言葉だけではなく、ジェスチャーや視線など前章でもふれたノンバーバルの部分もぜひ、大切にしていきましょう!
言葉で通じなくても、態度や心でつながれば問題ありません!
仕事の悩み
互いに外資系で外国人の受け入れが整っている会社であれば問題ありませんが、現在の日本のようにまだまだ外国人の参入障壁が高い国ですと、悩みがつきません。
- そもそも就業できるかの悩み
- 就業後、能力にあったポジションに就けるかの悩み
- 外人差別の悩み
- 不当な底賃金での雇用の悩み
- 外人だけ福利厚生が不備となっている悩み
などなど、書けばまだまだありますが、これは日本で働いている外国人の悩みです。
こういったことを含め、しっかりとパートナーを明るく支える覚悟が必要になってきます。
食事の違い
国によっては食事の好みや、そもそも料理をするしないなどの障壁もあります。
私のアドバイスとしては、お互いに料理を作れるようにするのが一番円満です!
日本食を食べたい時には、嫁さんに替わって料理をし、嫁さんが料理する時は嫁さんが得意な料理でお願いするなど、互いを尊重できる関係(言葉だけでなく行動)を作れれば、問題ないです。
ちなみに、私の嫁さんは最近はオイシックスを始めてたので、日本食にもトライしています。いろいろ、解決方法はあると思いますが、毎日のことなのでお互いに話あって決めると良いと思います。
考え方への理解
繰り返し出てきますが国際結婚をするならば、考え方の違いへの理解はとても重要です!
特に、考え方のベースにはパートナーの社会、文化習慣、宗教などにより、かなり変わってきます。
私が感じたものとしてご紹介すると、仕事に対する考え方です。
日本人は「仕事があるから家庭を守れる」的な仕事優先主義が長年はびこっていますが、海外はそうではありません「プライベートや家族との楽しみのために、仕事をする」が通常です。
一見似通ってみえるかもしれませんが、頭にくるのは「家族」や「私自身」が優先し、その家族との絆をより深めるためにお金を稼ぐという思考です。日本の場合は、仕事がないと家族を持てないという発想になっており、まったく別の価値観をなしています。
これを理解せずに、家族のために仕事をしているなど言うと、おそらく恩着せがましくなり炎上する可能性があります(笑)
上記は、一例ですがそういったベースにある考え方を理解し互いに分かりあえないと、なかなか長続きしないと思います。まずは、話を聞いて理解することが肝要となってきますので、よくよく話は聞きましょう!
最後に
以上、国際結婚のメリットと障壁について挙げてみました。
どうでしょうか?
面倒くさいって思った方、またはそんなにハードル高くないって思えた方、いろいろ考えを持った方がいらっしゃると思います。
土地や文化が違っている分、お互いの理解や譲り合いの気持ちをもって困難に立ち向かわなければなりません。もちろん、その分だけ楽しいことや、絆を深めていけることは間違いないと思います。
ぜひ、この記事を見て結婚相手を幅広い視野で探してみようと思ってくれれば幸いです!
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