台湾 台北観光[後編]~ パワースポット龍山寺と故宮博物院を巡る旅 ~
![台湾 台北観光[後編]~ パワースポット龍山寺と故宮博物院を巡る旅 ~](https://orangewalker.net/wp-content/uploads/2018/07/taipei-890x500.jpg)
前回よりお送りしている台北観光の後編をおとどけします。
前回は総統府や中正紀念堂など、少しお堅く政治と関わる観光名所をご案内しましたが、今回、後編は台湾のパワースポットとしても有名な龍山寺や、あまたの国宝が眠る国立故宮博物院にスポットを当てて、ご案内します。
これから、台湾観光を検討している方はぜひ、チェックしてみてくださいね。
・中華民国総統府 外観観光
・中正紀念堂 観光
・龍山寺 観光
・国立故宮博物院 観光
大人気のパワースポット龍山寺
龍山寺への行き方
龍山寺への行き方からお伝えします。
台北駅から行く場合は、前回お伝えしたMRT板南線で2駅龍山寺駅へ行くことができます。乗り換えもなくとても便利です。
また、前回お話した中正紀念堂からも松山新店線 中正紀念堂駅から2駅目 西門駅で板南線に乗り換えれば、隣駅が龍山寺駅ととても近場にあります。
台北駅周辺は龍山寺や総統府、中正紀念堂など観光スポットがまとまっているので、MRTを効率良く利用するのがポイントです。
ぜひプランの参考にしてくださいね。
さて、龍山寺駅をでると艋舺公園(ばんかこうえん)というとても見晴らしが良い公園の中にでますので、そのまま公園を真っすぐに突っ切るように歩いていくと約5分ぐらいで龍山寺に着きます。駅からも行きやすくて初めて台北観光する方でも安心して周れます。
また、艋舺公園(ばんかこうえん)周辺はドリンクや軽食、お土産屋さんなども充実しているので、ぜひお参りの後はぶらっと立ち寄ってみるのも楽しいです。私もこの日は暑かったのでアイスティを買いました。
龍山寺で祈願!あなたの願いは?
行き方もチェックしたところで、早速、龍山寺をご案内。
龍山寺というだけあって、寺院の屋根には龍やドラゴンボールみたいな?球体で装飾されており、日本の寺院と比べるととても華やかで豪奢な感じがします。
龍山寺の由来は1738年、福建省泉州から渡来した人々により、福建晋江安海龍山寺の分霊として創建されたそうです。台北市内では最古の寺院となります。
さて、そんな龍山寺は台湾の中でも有数のパワースポットと言われているそうです!
本尊の観世音菩薩を始めなんと、19の神様が祀ってあります!
特に台北の若者に人気あるのは、本殿後ろの左側に鎮座する良縁の神様「月下老人」と、安産の神様「註生娘娘」。国は違えども日本人と同じ感覚ですね。(笑)
その他にも、日本でも人気のある三国志の関羽が神格化した「関帝」や、美の神様「太陰星君」など、ぜひ自分にあった神様にお祈りしてみてはいかがでしょうか?
以下、龍山寺に祀られている神様とご利益となります。ぜひ、チェックしてみてくださいね。
- 文昌帝君:学問や試験の神様。
- 関聖帝君:商売繁盛の神様。
- 媽祖(まそ):台湾で最も篤い信仰を集めている神様。航海の女神として祀られています。
- 水仙尊王:航海の安全を守る神様。
- 註生娘娘:子宝と安産、子どもの成長を守る神様。
- 十二婆者:十二人の女神。註生娘娘のサポート役。
- 華陀(かだ):医術の神様。
- 大魁星君:学業と試験の神様。
- 紫陽夫子:学業の神様。宋代の学者だったとか。
- 馬爺:文昌帝君の愛馬。出世のご利益。
- 太陽星君:太陽を神格化した神。太陰星君と夫婦。
- 太陰星君:美をつかさどる女神。美しくなりたい方はぜひ、拝んでおきましょう!
- 池頭夫人:安産の女神。地獄の血の池監視という怖い面も。
- 城隍爺:善悪の裁きをする神様。
- 龍爺:海神であり、雨の神様。
- 福德正神:農作物の豊穣を司る神様。土地鎮守。
- 三官大帝:天・地・水の管理している神様。
- 地藏王菩薩:地獄の管理者。人間の極楽地獄域を決定。
- 月下老人:良縁の神様。
中華の神業が眠る国立故宮博物院
続いての名所巡りは故宮博物館です。
龍山寺や総統府などよりは、少し遠方になるので、こちらもまずは行き方をご紹介したいと思います。
故宮博物院への行き方
台北駅からMRT淡水信義線 淡水方面行きに乗ります。そのまま乗り換えせずに、6駅目の士林駅で下車します。
次に、士林駅から故宮博物院はバスで移動しなければならないので、バス亭へ向かいます。
バス亭は駅から大通り(中正路)を突き当りに右に曲がるとすぐにあります。
停留所の案内には、255、304、紅30、小型18、小型19、815(三重-故宮博物院)、市民小型1が故宮博物院へ向かうバスとして案内されているので、こちらを利用すれば大丈夫です。
私が行ったときは、たくさんの観光客が並んでいたので、おそらく迷わずに停留所まで行けると思いますが、念のため以下地図をご参照くださいね。
故宮博物院の見どころと注意点
バスに揺られること約10分。
やって参りました故宮博物院。
まず驚かされるのがその敷地の広さと、そこに建てられた宮殿のような博物院の建物です!
本館までは、まるで王宮に向かうような階段が続き向かうだけで、ワクワクしてきます。
本館に入ると、まずはチケットを購入しなければなりません。個人で特に、案内する方がいない場合は音声ガイドのイヤホンもレンタルできるので、ぜひ利用してみてください。ちなみに、チケットと音声ガイドは以下、料金となります。
音声ガイド:大人 150台湾ドル / 子ども 100台湾ドル
※借りる際、保証金として3,000台湾ドルを預けますのでご注意ください。
※保証金は音声ガイド返却時に特に問題がなければ、戻ってきます。
展示物の撮影ですが一部撮影禁止の区域があったり、また撮影可能な展示物もフラッシュが禁止なのでご注意ください。もちろん、館内の飲食は禁止となっています。
さて、準備も整ったところで早速、観覧していきます。
たくさんの国宝級の展示物が並んでいますが、絶対に見逃したくないという2つの作品をご紹介します。
肉形石(ロウシンシー) / 翠玉白菜(ツエイユィーパイツァイ)
これは、食玩ではありませんよ!(笑)
2つとも、原石の素材の形や色を活かした清代の彫刻物です。
豚の角煮にそっくりな肉形石は、「玉」信仰の強かった中国文化のなかでも数少ない天然石の収蔵物です。
一方、翠玉白菜は翡翠の原石を用いた白菜の置物で清代の光緒帝の妃 瑾妃(きんひ)が暮らした寝室に保存されていたため、嫁入り道具だったと考えられているようです。
どちらも、とても石で造られたと思えないくらいリアルで、そして近くでみると石がキラキラとしてとても綺麗な作品でした。もちろん、色は天然色だそうです。
九層象牙球
こちらも、肉形石に劣らずに当に神業の一品です!!
一本の象牙を用いて作られており、継ぎ目がないのが驚きの彫像物です。
特に、外部はもちろん内部の彫刻は息を呑むほど精巧に作られており、21層の球体が一つ一つ回転できるようになっており、その製法は未だ謎に包まれているそうです。
以上、2点はぜひ見逃さずに見ておきたい展示品になりますが、その他にもまだまだ国宝級のお宝が見れますので、ぜひじっくり観賞してくださいね。
国立故宮博物院
開館日:
年中無休
通常開院時間:午前8時30分~午後6時30分。
夜間開院時間:金曜、土曜日午後6時30分~9時
公式サイト:https://www.npm.gov.tw/ja/index.aspx
最後に
前編・後編と2回に分けて台湾 台北観光をお伝えしてきましたが、正直まだまだ台北にはたくさんの見どころがあり、紹介しきれてない場所や実際に周り切れなかった場所もあります。
台北は交通の便も発達しており、治安も良い都市なので海外旅行初心者にもお勧めな都市の一つです。ぜひ、今回ご紹介したスポットも参考にしつつ、自分自身の台北ツアーを組んでみてくださいね。
最後に前回記事でも、ご紹介しましたが旅行に必須のWifiになります。
道に迷ったり観光情報を調べたりする際に活躍します。私がおすすめしているレンタルWifiは、【Funwifi】です。
FunWifiは台湾現地にある台北桃園空港に自社カウンターがあるWifiレンタル業者です。ご存知の方も多いですが、台北の桃園空港は日本でいえば東京にとっての成田空港のような立ち位置の空港で、その第一、第二ターミナル両方にカウンターがあり、レンタルするのも便利です。もちろん日本国内でも受け取りできます。
さらに、サクサクネットにつながり品質も良く、1日680円で低価格というところも魅力的。
ぜひ、利用してみてくださいね。
-
前の記事
台湾 台北観光 [前編] 〜役立つ交通情報と名所巡り〜 2018.07.04
-
次の記事
2018 風鈴祭り ~ 西新井大師に響く夏の音~ 2018.07.09